CSII療法

インスリンポンプのイメージ写真

CSII療法は、持続皮下インスリン注入療法の略称であり、インスリンポンプという機械を用い、皮下に持続的にインスリンを注入します。

1型糖尿病には現状のインスリン皮下注療法ではHbA1cを改善することが困難な場合もございます。関心のある方はぜひご相談ください。

当院では下記のインスリンポンプを取り扱っております。

  • テルモ メディセーフウィズ:フリースタイルリブレ併用
  • メドトロニック ミニメド640G:基本はフリースタイルリブレを併用、ご希望があればSAP対応可
  • CSII治療の前提には正確な血糖評価が求められるため、血糖測定に関しましては自己血糖測定器ではなく、CGMでの血糖評価をお勧めしております。

CSII療法に適した症例

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持効型インスリン皮下注射ではどうしても早朝や夕食前の時間帯に低血糖を引き起こしてしまう方
患者様の中には早朝や夕食前の時間帯にインスリン必要量が低下し、その時間のみ毎日低血糖を生じてしまう方がいます。CSIIでは時間毎に基礎インスリン量を設定できるので、その時間帯の基礎インスリン量を減らすことでこの問題を解決できます。
早朝高血糖(暁現象)がある方
暁現象が生じる時間帯にbasal量を増量すれば解決できます。
食事に対しての超即効性インスリンは打てているが、間食の時には打っていなく、そのためHbA1cが安定しない方
間食に対してもインスリン皮下注射を行うことがベストではありますが、毎回打てている方はそう多くありません。しかしこの間食行動がHbA1cを増悪させる主原因である方もまた多くいらっしゃることも事実です。このような方にもCSIIは一つの選択肢になりうると思います。

機器紹介

  • テルモ メディセーフウィズの写真メディセーフウィズ
    (テルモ社)
  • テルモ メディセーフウィズの装着写真