CSII療法

インスリンポンプ(CSII療法:持続皮下インスリン注入療法)

インスリンポンプのイメージ写真

CSII療法は、インスリンポンプというデバイスを利用して、皮下に持続的にインスリンを注入します。
コントロール困難なインスリン患者さまの場合、1日4回以上インスリン注射を行う場合が多いですが、インスリンポンプを利用する事で、数日に1回のデバイスの取り付け以外、注射する必要がなくなります。

CSII療法のメリット

生活面

  • デバイスの変更のみなので、穿刺回数を減らせる(2~3日に1回)
  • デバイスを操作するだけでインスリンを注入可能。
    例:間食等でも少量インスリンを都度注入可能。

血糖コントロール面

  • 基礎インスリン:時間帯別にインスリン量の設定が可能。
    時間帯別に設定する事で、食事と関係がなく毎日生じてしまう低血糖、高血糖を回避可能。
  • 追加インスリン:0.1単位など細かい単位調節が可能(ペン型の場合:0.5単位)

CSII療法に適した症例

該当箇所をクリック(タップ)すると詳細が開きます。

持効型インスリン皮下注射ではどうしても早朝や夕食前の時間帯に低血糖を引き起こしてしまう方
患者様の中には早朝や夕食前の時間帯にインスリン必要量が低下し、その時間のみ毎日低血糖を生じてしまう方がいます。CSIIでは時間毎に基礎インスリン量を設定できるので、その時間帯の基礎インスリン量を減らすことでこの問題を解決できます。
早朝高血糖(暁現象)がある方
暁現象が生じる時間帯にbasal量を増量すれば解決できます。
食事に対しての超即効性インスリンは打てているが、間食の時には打っていなく、そのためHbA1cが安定しない方
間食に対してもインスリン皮下注射を行うことがベストではありますが、毎回打てている方はそう多くありません。しかしこの間食行動がHbA1cを増悪させる主原因である方もまた多くいらっしゃることも事実です。このような方にもCSIIは一つの選択肢になりうると思います。

当院では、インスリンポンプにより劇的に改善した症例を、数多く経験しております。

関心のある方はぜひご相談ください。

糖尿病ネットワーク

下記のインスリンポンプを取り扱っております。

テルモ メディセーフウィズ

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メドトロニック ミニメド780G

  • メドトロニック ミニメド780G
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