小児1型糖尿病患者さま、ご家族様へ

小児1型糖尿病患者さま、ご家族様へのイメージ写真

はじめまして、まつもと糖尿病クリニック院長の松本壮一です。
この度はお忙しい中、当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当院では令和5年10月より、小学4年生以上の1型糖尿病患者さまの受け入れを開始しました。開業以来、成人の1型糖尿病患者さまを中心に診療してきましたが、小児の1型糖尿病患者さまを受け入れることはこれまで行っておりませんでした。
小児1型糖尿病患者さまの受け入れを決めたきっかけは、あるお母さまからのお電話でした。
「今まで近隣の総合病院で小児1型糖尿病外来を受診していたが、担当医の退職に伴い、他の病院を探していたがなかなか見つからない」というお話をいただきました。
お母さまからは、以下のような辛い経験を伺いました。

  • お子さまが突然1型糖尿病と診断された際の心の葛藤や悩み
  • 不安定な精神状態で始まったインスリン治療
  • 学校や地域社会との関わりについての不安
  • お子さま本人の精神的・肉体的な負担

私たちは少しでもお子さまやご家族さまの助けとなれるよう、最大限のサポートをさせていただきたいと考えています。

当院でのサポート内容

1. CGM機器を用いた「血糖見える化」治療

従来のインスリン治療では、血糖を把握するために1日何回も血液を取らなければなりませんでしたが、CGM(持続血糖測定)を使うことでその必要がなくなります。「血糖見える化」は1型糖尿病治療の第一歩です。

血糖測定器革命(CGM)

2. インスリンポンプ・SAPの外来導入

インスリンポンプやセンサー付きインスリンポンプ(SAP)の外来導入実績が豊富です。難治症例に関しては、当院内の糖尿病専門医がカンファレンスを行い、お子さまに最適な治療法を一緒に模索し、理解できるまで何度でもご指導させていただきます。

インスリンポンプ 糖尿病ネットワーク

3. カーボカウントの積極的利用

即効型インスリンを上手に使うためには、カーボカウント(食事の炭水化物量を測定してインスリン量を調整する方法)が必要です。最初は少し戸惑うかもしれませんが、スモールステップでご指導させていただきます。

4. 定期的な療養指導

血糖コントロールが安定するまでは、週に1回程度のフォローをお勧めします。1型糖尿病の血糖上昇パターンは患者さまごとに異なり、その理解と対処法を身につけるまで、しっかりサポートいたします。

5. 学校との連携

学校の担任の先生や保健の先生と連携を取り、お子さまの学校生活がスムーズに進むようサポートいたします。血糖コントロールや生活習慣に関するお悩みも、どうぞご相談ください。

6. 精神的・肉体的サポート

1型糖尿病治療はお子さま本人、ご家族さまとも精神的に大きな負担を伴います。精神面で少しでも快適に過ごせるよう、当院は全力でサポートいたします。

最後に

お子さまやご家族さまが抱える不安や悩みはとても大きいものです。私たちは、少しでもお力になれるように全力でサポートいたしますので、何か気になることがあればお気軽にご連絡ください。お待ちしております。

クリニック概要

受付時間

★ 第1、第3水曜日のみ17:15まで受付
休診日:土曜午後、日曜、祝日(場合により診療あり)
  日祝
8:45~16:15
8:30~12:30

所在地

〒362-0075
埼玉県上尾市柏座2丁目4−28 エリア赤熊 1F

電話番号

080-7797-8569

交通アクセス

JR高崎線「上尾駅」西口より徒歩約5分の立地にあり、公共交通機関をご利用の際も至便です。

駐輪場について

当院入口左手側に専用駐輪スペースを設けております。(赤丸表示の位置)

駐車場について

以下の提携駐車場をご利用の患者さまには、1時間分の駐車料金無料サービス券をお渡ししております。

  • シード第6駐車場
  • カーオアシス上尾西口駐車場

ご利用の際は、会計までお申し出ください。

駐輪場スペースの写真

会計方法

各種クレジットカードによるキャッシュレス決済に対応しております。
(対応ブランドの詳細は窓口にてご確認ください)

診療科目および対象疾患

当院では、以下の疾患領域を中心に、専門的かつ継続的な診療を提供しております。

  • 糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他特殊型糖尿病を含む)
  • 内分泌疾患(主に甲状腺疾患)
  • 高血圧症、脂質異常症等をはじめとする生活習慣病

エビデンスに基づいた医療を提供しつつ、患者さまの生活背景や価値観を尊重した個別性のある診療を心がけております。

院長

松本 壮一(まつもと そういち) 
日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医